日経225 税金 確定申告

確定申告で税金を取り戻す 医療費控除

サラリーマンは年末調整が終われば、今年の所得税の納付は終了です。

しかし、もしかしたら、その税金が戻ってくるかもしれません。

でも、それには自分で手続きをしなければ戻ってきませんよ。

その1つとして、よく取り上げられるのが医療費控除です。

医療費控除とは、1年間に支払った医療費が10万円を超える場合には、確定申告で医療費控除の適用が受けられます。

医療費の控除の対象となる医療費は、納税者本人の医療費に限りません。

例えば、妻や子供がいる場合には、その医療費も控除の対象となります。

こう考えると、1年分の医療費をかき集めれば、10万円くらいは簡単に積み上げられそうです。

ただし、医療費控除が認められる場合には、基本的に領収書が必要となります。

ですから、きちんと通院した際には、領収書を保管しておく必要があります。

そして、医療費控除は、その通院のための交通費も加えても良いことになります。

しかし、自家用車のガソリン代などは認められず、電車やバスなどの公共交通機関の運賃が基本です。

これらは領収書をもらえないことが多いので、通院記録をきちんと記載し、医療費明細に添付できるようにしておくと良いでしょう。

医療費控除の申請で注意すること

医療費控除の対象となるのは、通院、入院などで要した医療費はもちろん、調剤薬局などで処方された薬の代金ももちろん対象です。

さらには、治療のための医薬品の費用であれば認められるので、自分で購入した風邪薬などの費用も対象となります。

治療に使われたのであれば、漢方薬ももちろんこれに含まれます。

医療費控除で注意するのはとにかく、その費用を証明する領収書やレシートをきちんと取っておくことです。

病院の費用や調剤薬局での薬代は、そのままもらっておけば特に疑いをもたれることもありませんが、例えば、ドラッグストアなどで薬を購入する場合に、他の雑貨などと一緒に薬を購入することがあります。

この際には、手間はかかりますが、後のことを考えて、なるべく薬とそれ以外のものとを分けて会計してもらう必要があります。

さらに、レシートに商品名が書かれていない場合には、領収書などをもらって、それが薬であることがきちんと分かるようにしてもらいましょう。

また、医療費のお知らせという健康保険組合からの書類が送られますが、これは、医療費の支払いを証明する書類として認められないので、きちんと医療機関からもらった領収書を取っておきましょう。

確定申告で税金を取り戻す 年末調整後の結婚・出産

年末のバタバタした時期に入籍をする人はなかなかいないかもしれませんが、もし、年末調整が終わった後に入籍をした場合で、奥さんが所得税の配偶者控除の対象となる場合には、確定申告をすれば、配偶者控除が認められ、その分、所得税が還付されます。

「年末調整終わっちゃったし、もうやり直しできないなー」などと、あきらめずに、一手間かけてお金を取り戻しましょう。

それからもう1つ、年末調整が終わった後に子供が生まれた時も同じです。

扶養控除対象となる扶養者が1人増えるわけですから、その分、所得税の金額も安くなるはずです。

この場合にも、年末調整によってすでにその年の所得税は納付してしまっているので、確定申告によって、払いすぎた所得税を還付してもらいましょう。

さらに、出産の場合には、医療費が10万円を超える場合には、医療費控除の申告もできるので、領収書などはきちんと保管しておきましょう。

ただし、出産の際の医療費で注意が必要なのが、健康保険から支給された出産一時金です。

この金額は、医療費から差し引いておかなければなりません。

この差し引き金額が10万円を超えるときには、医療費控除が受けられますので、確定申告しましょう。